夫婦の日常

医師夫婦は自分たちの子供に医師になって欲しいのか

親子

先日、こんな質問を頂きました。

私たち夫婦にはまだ子供がいないですが、同級生を見ているとお子さんを授かっていることもあります。もう少し先になるとは思いますが、子供を授かったときにどのように育てるか考えることはあります。

そこで今回は、私が自分の子供ができた時に何を望むのかについて考えていこうと思います。

1. 医師の親からのプレッシャーで辛そうにしているケースを実際に見てきた

悩み

高校や医学部の同級生を見ていると、親が医者という人もそこそこいました。親を見て自分も医者を目指しているという人もいれば、自分は医学には興味がないと言って違う道に進む人もいました。

親は関係なく、自分の目標に向かって努力している人もたくさんいましたが、その一方で、質問者さんのいう通り、医師の親からの期待やプレッシャーによって苦しんでいる人も一定数いました。

中には父の医院を継ぐために医学部に進学するよう言われているけど、本人は医学にそれほど興味があるわけではないという方もいましたね。親からの締め付けが厳しく、家ではゲームができないので、学校に残ってゲームをしている友人もいました。

2. 子供が学びたい環境を整えてあげるのと、自分のエゴを押し付けるのは違うと思う

私自身は幼い頃から学習環境を整えてもらいましたが、常に勉強だけしてきたわけではないです。

幼い頃から、水泳や体操、サッカーなどのいろんなスポーツを習っていましたし、芸術関係の習い事ごともしていました。体を動かすことはすごく好きで、これまでの人生、かなりの時間をスポーツに費やしてきましたが、結局自分に一番向いていたのは頭を使うことでした。

頭を使うことの方が体を使うことよりも結果が出るので、結局勉強にエネルギーを向けるようになり、東大→医師という道を進みました。

何が言いたいかというと、自分の場合、東大→医師の道を選んだのは自分の特性や嗜好、能力の結果であって、東大→医師のルートありきの選択ではないということです。

自分の子供にも、いろんな選択肢を与えてあげたいと思いますが、おそらく向き不向きもあると思いますし、本人が何をやりたいかも分かりません。本人の考えを無視して、自分の価値観で進路を押し付けるのは、親のエゴだと思います。

3. 目標に向かって努力する子供に育って欲しいが、方向性や結果については口出ししない

私が自分の子供に望むことは、以下の通りです。

  • 健康に育って欲しい
  • 一定の倫理観を持った人間に育って欲しい
  • 自分の目標に向かって努力する人間になって欲しい

努力できるような習慣付けだったりや、様々な選択肢の提示はしてあげたいなと思います。その上で、どの道を選ぶかは本人が決める事だと思っています。

正直なところ、自分と同じように医師になって欲しいという気持ちは殆どないです(本人が医師になりたいなら、もちろん応援しますが)。

もしやりたいことが見つかったら、そのためのサポートはできる限りしてあげたいと思っています。そして、その結果についてはなるべく口を出さないようにするつもりです。

いざ親の立場になってみると色んな感情が芽生えると思うので、実際にできるかは分かりませんが、これまで書いてきたような親になりたいなとは思っています。

今回は、医師夫婦は自分たちの子供に医師になって欲しいのかという事について書いてみました。いかがでしたでしょうか。

自分たちの子供には、努力できるような習慣付けだったりや、様々な選択肢の提示はしてあげたいなと思いますが、どの道を選ぶかは本人が決める事です。それよりも、健康で、一定の倫理観を持ち、自分の目標に向かって努力する人間に育って欲しいと思っています。

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そら
医師・研究者 | 妻(@yukizorablog_Y)と医師夫婦ブログを書いてます | 医療や教育に関する記事を残していこうと思っています。
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