皆さんの中には、
・頑張って覚えてもすぐに忘れてしまう・・・
・どうやれば効率よく暗記できるのかわからない・・・
と悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。
暗記はあらゆる勉強の基本で大変重要ですが、確かに簡単ではないです。私は暗記をするのが比較的得意だと思っていますが、暗記が楽だという感覚はありませんし、生まれつき人より記憶力が良いとも思いません。
それでも工夫を重ねて、自分なりの暗記方法を確立してきました。医者になるには覚えなくてはいけない事が特に多く、大学ではたくさんの試験がありましたが、この暗記方法を使って乗り越えてきました。
今回は、私が考える暗記のコツについて解説します。
なお、私は短期的な暗記と長期的な暗記で戦略を使い分けています。今回は、短期的な暗記に絞って解説していきます。
長期記憶については以下の記事を参考にしてみて下さい。
目次
1. 短期記憶とは?
今回の記事における短期記憶とは、
「インプットしてから数日間程度であれば、必要な時にいつでも取り出すことのできるという状態を保つこと」
と考えてください。
今回想定しているシチュエーションとしては、
- 暗記科目の定期試験
- 資格試験(普段は使わない知識だが、とりあえず試験に通りたい)
などをイメージしてもらえてば良いとも思います。
あまり本質的ではないですが、どうしても試験に通らなくてはいけないというシチュエーションは少なくないと思います。
重要な箇所にエネルギーを割くという意味でも、できる限り効率よく暗記できたら良いですよね。
その様なシチュエーションで試してもらえれば良いと思います。
2. 短期記憶の戦略
1. 覚えるべき情報の質を吟味する
暗記を始める前に必ずどの資料を覚えるのかについて吟味してください。なぜなら、間違った情報を含む様な質の低い資料を暗記すると、効率が悪いどころかかえって害になるからです。
よくあるのが、学校の定期試験などで友達からもらった資料やノートを頑張って覚えたけれども、そもそも書かれていた事が不十分だった、ないしは間違っていたというケースです。せっかく労力を割いても、これでは意味がありません。
基本的に使う資料を決めて覚え始めたら、途中で他の教材に変更せず、一途にその教材を使い続けた方が良いです。そのため、ここはある程度時間をかけて良いので、どの教材を暗記していくかじっくり吟味しましょう。
2. 目で見て画像としてインプットする
覚える資料を決めたら、早速暗記を始めましょう。
私の場合は、まずはさっと全体に目を通します。全体の流れを把握したり、全体の量や知っている情報の割合を確認するためです。
インプットの仕方は人それぞれですが、私は目で見て画像のまま覚えるというイメージで記憶していました。
逆に、ラインマーカーをひく、同じ単語を何回も書いて覚えるということは基本的にやらないです。単語を書き出すというのは、アウトプットをするという意味では効果的ですが、インプットとしては効率が悪いと思っていたからです。
3. アウトプットを繰り返す
一番大切だと思っているのはこのアウトプットの作業です。
記憶はインプットしたものを頭から取り出す過程で定着していくものだと思っています。なので、頭から取り出すという作業は必須です。
私の場合は、赤or緑のチェックペンとシートを使って、一人でブツブツ言いながら覚えていました。効率を最大化するために、出来る限りアウトプットを繰り返して自分の脳に負荷をかけると良いです。
4. 出来る限り記憶する情報を混ぜない
これは定期試験などの話です。短期間にたくさんの試験がある場合、どの様に時間を使うかは難しいところです。
私の場合、暗記科目であれば一週間くらい前から簡単なインプットを始めますが、本格的に覚え始めるのは、前の教科が終わった後にしていました。
人間の脳には記憶できる上限があるので、限られた容量を有効に使いたいと考えていたからです。
5. インプットは少なくとも前日までに終わらす
私の場合、試験直前までインプットすることを出来る限り避けていました。なぜなら、超短期の記憶容量を使い切ると、知識がこんがらがってきたり、思考力が低下する様に感じていたからです。
私だけかも知れませんが、一度寝ることで、なんとなく知識が整理できる様な感覚がありました。そのため、少なくともインプットは前日までに行い、当日はひたすらアウトプットをする様にしていました。
以上が私が考える短期記憶の戦略です。参考になったでしょうか?
暗記方法は本当に人それぞれだと思いますので、いくつか取り入れてみて、ご自身に合うか検討してみても良いかも知れません。暗記は勉強の基本ですし、大人になっても使うので、なるだけ早い段階で自分に合った方法を確立する様にしましょう。
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