医師のキャリア

地方国公立医学部の生活【私生活編】

こんにちは、ゆきです。
前回に引き続き、医学部の生活についてお話ししたいと思います。

さて、今回は私生活編です。
医学部のカリキュラムや勉強についてはこちらをご参照ください。

勉強
地方国公立医学部の生活【学業編】医学部生ってどんな勉強してるの?いつから実習できるの?どんなテストなの?留年ってあるの?意外と知らない医学部の実態を覗き見てみませんか。医学部志望の学生は必見。地方国公立医学部を卒業した私が、細かいところまでお話しします。...

医学生って、勉強以外にどういうことをしているの?

そんな素朴な疑問にお答えします。

1. 医学生と部活動

私の通学していた大学では、「医学部〇〇部」というように、医学部メンバーだけで構成されている部活動がほとんどでした。
運動部の場合、夏には東医体・西医体という大きな大会があり、文化部の場合は秋の文化祭や発表会があり、多くはそれらに向けて練習に取り組みます。
各学年100人程度の医学部でたくさんの部活動が作られているので、ゆるく活動するサークルは相対的に他学部よりも少なくなっています。

私の通っていた大学に特有だったのかもしれませんが、4月には新入生を勧誘する恒例行事があり、学生っぽいノリが苦手な私は一歩引いてしまう程でした。
ただ、数少ない新入生を勧誘する大事な機会なので、上級生は必死です。
甘い言葉に騙され、3ヶ月後になって「思っていたより練習が辛い…」と痛い目をみてしまう友人もいましたが、そんなきつい練習にも負けずに培われた6年間のタテヨコのつながりは、医師になってからも非常に強固に活きてきます。
OB/OG会も頻繁に行われています。医師になると、人とのつながりの重要性を痛感することが多いので、迷っている人はそれも見据えた部活選びをお勧めします。

医学部は学生生活が長い分、部活に打ち込める期間が長いので、新しいことを始める人も多いです。6年間ってやろうと思えばなんでもできる期間ですよね。新しく運動してみたり、初めて楽器に触ってみたり、もちろん今まで続けていたことを更に極めたり、色んな経験が出来るのが魅力です。

2. 医学生と研究

部活動と並行して、大学の研究室に所属して研究活動をする人たちもいます。学年でおおよそ20人くらいでしょうか。多くは自分の興味のある研究室の門戸を叩き、最初は指導教官の指示通り、慣れてきたら自分の発想を基にした研究を進めていきます。

医学生のうちから研究出来ることだけでも素晴らしいと思いますが、私の大学では更に、学生のうちに研究室に所属していれば将来の大学院生活が1年短縮するというメリットもありました。

だからこそ、

将来医学研究もしてみたい…
でも医師になってからの4年間を大学院に費やすのは少し長いと思っているんだよな…

という人にもお勧めでした。

優秀かつ運の良い学生は素晴らしい研究成果を上げ、発表・論文作成に取り組むことができます。これによって医師生活において切っても切り離すことができない学会発表や論文作成の基礎を身につけられますし、そして何より世界に自分の研究成果を発信することが大きな自信になると思います。

もちろん、研究は地道な積み重ねが大事なので、忙しい時やテスト前でも研究を継続しなければならない大変さはつきものです。研究室に行っている友人は、真面目で物事に愚直に取り組める人が多かったと思います。

3. 医学生のアルバイト事情

部活動や研究について色々書きましたが、実は私はどれにも属していませんでした。医師になった今となっては、部活動や研究をやっておけば良かったなあと思うこともありますが、当時は医学部以外の人とも関わり合いを持ちたいと、暇を見つけてはアルバイトを詰め込んでいました。
医学部にも、私のようなアルバイト大好き人間が何人か現れます。

塾講師・家庭教師

医学生のアルバイトとして、最も多いのが「塾講師・家庭教師」でしょう。医学部自体が独特な入試形態なので、医学部志望の高校生には医学生の講師が引き合わされる傾向にあります。もちろん小中学生を教えることもありますし、受験業界ではどこでも、医学生であるだけで箔がつきます

何より時給が良いので(地方では2000円程度でしょうか。首都圏だと5000円あるいはもっと高い人もいるみたいです。)、学生にとっても美味しいバイトです。
もちろん、事前に資料を作ったり、予習したりの+αがなかなかハードではありますが、自分が教えた生徒が医学部に合格した時の喜びは計り知れません。

飲食業

飲食業は、様々な経歴の人と交流できるアルバイトです。医学部以外の世界を見たい人にとっては非常に興味深いと思いますが、ブラックなことも多く、融通の効かないシフトで苦しめられている友人もいました。お金というより、社会勉強の一助として有用だったと思います。
尚、美味しいまかないがある飲食店が人気です。

短期バイト

イベントや市場調査など、1〜3日の単発で終わるバイトです。空いている日があったら効率的に出来るので、たまに利用されます。
地方だとなかなか募集が無かったですが、作業も単調なので気楽に取り組めます。

その他、自分の趣味・特技を活かして演奏家として働いたり、有名DJになったり、芸能関係のお仕事をしたりしている人がいました。
医学生は、勉強以外の一芸に秀でている人たちも多い気がします。

私個人の意見ですが、部活動であれ、研究であれ、アルバイトであれ、医学以外に取り組める何かがあった方が生活にメリハリができると思います。
自分の人生の引き出しも増える良い機会です。

4. 医学生の恋愛事情

最後に医学生の恋愛事情についてお話しします。

医学生は意外と生活領域が狭いので、積極的に外に目を向けないと医療関連の人としか関わり合う機会がありません。しかもそれが地方医学部となると、他大学との交流もありません。私が学生だった頃は今と違ってマッチングアプリも一般的ではなかったので、同級生同士・部活の先輩後輩・アルバイト先の人、がよくあるパターンでした。

地方医学部に特徴的なのが、1人暮らしが多いこと。大学3年生までに7割程度、6年生までに8〜9割程度が1人暮らしをしていたので、結婚を前提に付き合っている人たちは早々と同棲をしていることが多かったです。

世界が狭い分、噂話がまわるのも早いのと、デートスポットに行くとほぼ必ず医学部の誰かと会ってしまうのがネックではありましたが、もう良い大人なので過度にからかわれたりすることはありません。皆のびのびしています。

学生中に付き合っていた医学生同士のカップルの多くは、将来を考え始める大学5〜6年生あたりで分岐点がきます。地方出身+首都圏出身の組み合わせの場合、どちらに合わせるかで一悶着し、別れを選択する人もいました。卒業後にどこで初期研修を行うか、どの医局に入るかが将来に大きく関わってくるわけで、首都圏の大学とは恋愛事情も異なってくるのだろうなと思います。

今回は地方国公立医学部の私生活について解説しました。
少しコアな内容になってしまったかもしれませんが、興味を持って頂けた方がいれば幸いです。

今後も色んなジャンルで毎日投稿を続けていきますので、「こんなことを話してほしい!」と言ったリクエストがあったら、いつでもお待ちしております。

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ゆき
◆ 医師(産婦人科) ◆ 県立女子高校→地方国公立医学部 産婦人科医の視点から、正確でわかりやすい情報をお届けします。 twitter:@yukizorablog_Y Instagram:yukizora_yuki
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◆ 国公立医学部→産婦人科医

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