非医療者向け記事

医者のやりがいとは?[医者になって良かったこと、大変だったこと]

医師
そら

こんにちは、そらです。東大医学部を経て現在は医師・医学研究者として働いています。

私は2年間の臨床初期研修を経て数年間、医師として現場で働いてきました。もちろんまだまだ未熟ですので、日々勉強しながら成長できるように働いています。

そんな私ですが、医学部受験や医学部編入を考えているという方や、お子さんを医学部に入れてあげたいと考えている親御さんから相談されることがあります。

皆さんのお話を伺っていると

・医者のやりがいは?
・医者になって良かったことは?
・実際、医者ってどれくらい大変なの?

という疑問を持たれている方が多いように感じました。

そこで今回は、私の考える医者のやりがいや医者になって良かったこと、そして医師になって大変だったことを解説していきます。

1. 医者になって良かったこと

医師

1. 人の役に立っているという実感がある

医者になってよかったことの一つ目は、人の役に立っているという実感があるということです。

医者の仕事は決して楽では無いので、どうしても体力的・精神的につらい時もあります。そんな時、自分が目の前にいる患者さんの役に立てていると感じることが、その壁を乗り越える原動力の一つになります。

また、ありがたいことに医者の仕事をしていると、患者さんから感謝してもらえるケースが多いです。お給料を頂きながら、これだけ人から感謝していただける職業は多くないのではないでしょうか。

2. 医学研究を通じて新たな知見を発信できる

医者の仕事は、目の前の患者さんを助けてあげることだけではありません。現在の医学ではわかっていないことを解明し、それを発表して医学・医療の発展に貢献するというもの大切な役目です。

特に大学病院などで働いていると、臨床研究に携わる機会もあります。研究を通じて新たな知見を発見し、それを発信するというのは日常診療とは違ったやりがいやワクワク感があります。

3. 医療リテラシーが高くなる

医者になるには医学部に6年間通い、色んな試験や実習を受ける必要あがあります。

人体の構造を勉強する解剖学、病気の原因とメカニズムについて学ぶ病理学など、多種多様な授業があります。解剖学実習では、4-5人の班ごとに、数ヶ月かけてご検体を解剖させて頂きます。

卒業後は医師国家試験をパスする必要があります。そのため、医師になる頃には人間の身体や病気について専門的な知識が身についています。

これだけ時間をかけて医学知識を学んでいるため、医者は一般人平均よりも遥かに高い医療リテラシーを持っています。

大変残念なことに、今の世の中には科学的に正しくない医学情報がたくさんありますが、我々は根拠となる論文を読んで吟味することで、巷に出回っている医学情報の真偽を正しく判断する事ができます。

4. 家族の医療相談にのれる

医者になってから、家族や友人から医療に関して相談を受ける事が多くなりました。

確かに医学は幅広いので、違う分野の専門的な内容に関しては、わからないことも当然多いです。ですが、高い医療リテラーシーがあれば、何を聞かれているのか、そしてその内容は誰に聞けば良いのか判断できます。

幸い、私たち医者には様々な専門科の友人たちがいるので、かなりの範囲をカバーしていると思います。

やはり家族には長い間健康でいてもらいたいので、自分での家族の健康状態を把握しアドバイスできるというのは大変良いことだと思います。

2. 医者になって大変だったこと

医師

1. 当直(夜勤)が多い

医者になって最も辛かったのは当直業務です。

入院患者さんのいる病院では、夜間帯も医師や看護師が待機しています。夜間に患者さんの状態が変化した際に対応したり、夜間帯に救急外来を受診された方を診察するためです。

当直業務の忙しさは病院によって大きく異なりますし、日にちによっても変わるので一概に言えません。ですが、忙しい病院では、一睡もできずに対応することもあります。

当直翌日の対応についてもまちまちですが、私が以前働いていた病院は通常勤務でした。つまり、9:00→17:00→9:00→17:00の32時間勤務になります。

夜間帯に仮眠できる日は問題ないですが、一睡もできない日の翌日は本当にしんどかったです。診療科によっては、当直業務がほとんどないところもあります。ですが、少なくとも卒後初期臨床研修の2年間は当直業務をするケースがほとんどだと思います。

2. 時間外の呼び出しが多い

緊急性の高い診療科、例えば脳神経外科や循環器内科では、時間外に呼び出しがあるというケースが多いです。時間外待機をしている若手は、病院外でも常にPHSや携帯を持っていて、連絡があればすぐに病院に駆けつけなければなりません。

私も研修中、1ヶ月間(24時間丸々)病院から30分以内の距離で待機しなければならないということがありました。その際はお風呂に入る際も携帯を袋に入れて持っていました。

30分以内に病院につける場所にいれば普通に生活していて問題ないのですが、いつ呼ばれるかわからないというのはかなりの精神的ストレスを感じました。夜はPHSを枕元に置いて寝ていましたが、研修の後半では、少しでも音が鳴った瞬間に飛び起きる身体になりました。

3. 年末年始の集まりに参加できないことも

年末年始など、一般的な企業がおやすみの時期にも病院は機能しています。そのため、医師や看護師は病院内で働いているのです。

ご家庭のある年配の先生方はお休みを取られるケースが多いので、私が勤めていた病院では、年末年始は若手医師が働いていました。

そのため私はここ数年、大晦日の地元の集まりやお正月の親戚との食事に参加できないことが多かったです。仕方ないことではありますが、正直に言うと寂しいなと感じることもありました。


今回は医者のやりがいや医者になって良かったこと、辛かったことについて解説しました。参考になりましたでしょうか?

あくまで個人的な意見ですが、共感してくださる先生方がいらっしゃると嬉しいです。

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ABOUT ME
そら
東大医学部→医師・研究者 | 妻(@yukizorablog_Y)と医師夫婦ブログを書いてます | 医師・研究者のキャリアや科学的根拠に基づいた医療情報を発信 | 火・木・土・日の19時に公開 |
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【そら】
東大医学部→研究医

【ゆき】
◆ 国公立医学部→産婦人科医

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