先日、知り合いの方から受験勉強と部活の両立について質問を受けました。せっかくなので、ゆきぞらブログでお答えしようと思います。
具体的には、
・中高時代にいつまで部活をしていたか
・受験と部活は両立できるのか
・受験と部活を両立するにはどうすれば良いか?
について気になっているとのことでした。
確かに、高校受験や大学受験を控えていると、いつまで部活を続けるべきか迷いますよね。私は中高一貫校に通っていましたが、中学生でやめる生徒もいれば、高3まで続ける生徒もいました。
それぞれのメリット・デメリットはもちろんあります。今回は私自身がどのような選択をしていたのか、そして受験と部活の両立についてどのように考えているのかをお伝えします。
中高生の皆さん、そして親御さんにとって参考になる内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。
目次
1. 筆者の中高時代
私は中学受験をとある中高一貫校に入学しました。私は体を動かすのが好きだったので、ある運動部に入りました。部活は楽しく、中学3年間続けました。
中3の最後の大会が終わると、高校の部活に入るか選択することになります。私の部活の場合、半数以上の生徒がこのタイミングで部活を辞めました。中には、新しい部活に入る友人や、行事にコミットするような友人もいました。
私の場合は、部活が好きだったこともあり、迷わず続ける選択をしました。正直に言うと、私は元々何かに熱中しやすいタイプでして、当時は部活に熱中して周りがあまり見えていなかったのかもしれません。
当時の私は大学受験に実感がわいておらず、友人たちと練習してもっと上手くなりたい、試合に勝ちたいと言う思いが強かったです。結局私は高3まで部活を続けました。
引退後は切り替えて受験勉強に励み、幸いにも現役で合格することができました。結果論ではありますが、私の場合は部活を続けて良かったと思っています。
2. 受験を考えると部活はやめるべきなのか
さて、本題に入ります。受験を見据えて部活を辞めるべきか議論するとき、2つのケースに分けて考えるべきだと思っています。
具体的には、
・明確な目標に向けて勉強したいが、雰囲気的に部活を辞められないケース
・部活を続けたいけど受験が心配というケース
です。
それぞれについて考察してみます。
1. 勉強に専念したいけど部活を辞めにくい場合
たまに、
「部活を頑張らなかった奴は成績も伸びない」
「部活を途中で止めるような奴は受験もうまくいかない」
といった主張をする方を見かけます。個人的には、この考えは正しくないと思います。
特殊なケースを除けば、一定レベルの能力・モチベーションを持つ人は、部活をやらずに受験勉強に時間をかけた方が受験で成功する確率は高くなると思います。
確かに部活を頑張った人が最後に伸びるケースもあると思いますが、それはその人の過去の積み重ねがあることが前提です。受験後に集中して勉強に取り組むことで、本来のポテンシャルに近いレベルに短期間で到達するということだと思います。
したがって、もし明確な目標があってなんとしても合格したいけど、部活を辞めにくいと思っている方がいるのなら、私は部活を辞めた方が良いと思います。
自分の人生は自分で責任を持って選択しなければなりません。目標があるのなら、それを叶える確率が最も高い道を選択するべきです。
2. 部活を続けたいけど受験が心配という場合
これに関しては、部活を続けるメリットと受験に受かる確率をあげるメリットのどちらを取るかと言う議論になります。なので、個人の能力や状況、そして価値観によって最適解は変わります。
ただ、ある分野で成果をあげるには、なるべく多くの時間をその分野に割り振るべきだと言うこと、そして直前期に近くなるにつれて、単位時間あたりの価値は上がっていくということは忘れないで頂きたいです。受験だけのことを考えれば、正直なるべく早めのタイミングから受験に専念するべきです。
私の場合、部活を続けることの優先順位が非常に高かったので、部活を続ける選択をしました。高校時代に友人たちと何かに熱中できると言うのは素敵なことですし、かけがえのない時間だと思います。実際に中高時代同じ部活で練習した友人たちは今でも定期的に連絡を取ってます。
いずれにせよ、メリットデメリットをしっかり考えて、自分自身で納得のいく選択をして頂きたいです。
ここまで読まれた方の中には、
もし部活を続ける場合、少しでも受験で成功する確率を上げるにはどうすれば良いの?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで最後に、部活と受験を両立する上で大切なことをお伝えします。
3. 部活と受験を両立する上で重要なポイント
1. 中学生のうちに貯金を作っておく
最も大切なのは、部活で勉強時間が減ることを想定し、早めに貯金を作っておくことです。
実際に都内の中高一貫の進学校生徒たちは、塾や予備校で先取り学習をしていることが多いです。中には、高2の時点で高3の範囲まで終了し、高3の1年間は問題演習をメインで行うという生徒も少なくないです。
私の場合はそこまで受験に特化して勉強してきたわけではありませんでしたが、中学生の頃からコツコツと勉強はしていました。なので、小学生〜中学生の貯金で乗り切ったようなものだと思います。早め早めに準備しておくことで、選択肢は大きく広がると思います。
2. 他の生徒よりも時間がないことを自覚する
当然ですが、高3まで部活を続けている生徒はそうでない生徒よりも時間がありません。運動部の場合、時間だけでなく体力面でも消耗します。私も平日は練習後に塾に通っていましたし、土日は試合後に授業や試験を受けたりしていました。そもそも時間的に塾を休まざるを得ないこともありましたし、疲れて眠ってしまったこともありました。
時間がない分、どこかで時間を捻出しなければなりません。私の場合、なるべく無駄な時間がないように、隙間時間にやる事を詰め込んでいました。ここでの経験は、社会人になってからも生きている気がします。
3. ある程度不利であることを受け入れる
意外に大切なのが、最善を尽くした上で「ある程度割り切る」ことだと思います。
勉強時間が減る分、他の生徒よりもやや不利であることは仕方がありません。一番大切なのは、無意味に焦ってしまい、どちらも中途半端になることです。ある程度妥協し、できる範囲内でベストを尽くすことが大切です。
私の場合も、受験が近づくにつれて徐々に成績は少し落ちました。ですが、当時はあまり焦っていなかったです。というのも、多くの生徒は部活を引退して受験に専念している中、自分は部活を続けたいと思い実行していたので、ある程度成績が落ちることは受け入れていたからです。
多少成績が落ちても高3の夏までは部活を最優先にしていました。その分、部活を引退してからは気持ちを切り替えて勉強に励みました。
大事なのは、自分が何を重視したいかをしっかり決めて、そのために可能な限り準備をしリスクヘッジをすること、そしてリスクを事前に想定し、ある程度のダメージは受け入れられるような心の準備をしておくことだと思います。
今回は受験勉強と部活の両立について解説しました。もちろん私個人の意見ですし、これが全て正しいとは思わないです。ですが、自分が何を重視したいのかしっかり考えた上で、戦略を立てると言うのは間違い無く重要だと思います。
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