以前にこんな質問を頂きました。
高校生の頃はアルバイトをしていませんでしたが、大学生の頃はたくさんバイトを経験しました。友人の中にも、バイトをしている人が多かったように思います。
そこで今回は、自分の例を出しながら、東大生のアルバイト事情についてお話しします。気軽に読んでいただければ幸いです。
目次
1. 私のアルバイト事情
大学生になると、平日の夜や休日にアルバイトを始めました。
東大の1-2年生の頃は全ての時間に授業が入っているわけでは無いですし、遅い日でも18時頃には授業が終わったので、アルバイトの時間を比較的容易に捻出することができました。特に2年生の前半はほとんど単位を取り終えていたので、かなり時間割にゆとりがあったように思います。
最初に始めたのは家庭教師のアルバイトでした。小学生〜高校生まで、幅広く指導していました。家庭教師先の見つけ方としては色々なパターンがありますが、私の場合は家庭教師仲介会社に登録し、斡旋して頂いていました。友人の中には、先輩や知り合いのツテで契約している人もいました。
時給に関しては人によって幅がありますが、当時は時給3000-4000円程度の人が多かったように思います。理3生の場合はさらに給料がよく、時給5000円貰っている人も少なくなかったです。
経営者や開業医のご子息を指導している友人もおり、中には(直接契約で)時給1万円もらっている友人もいました。
家庭教師を何件か掛け持ちしながら、一時期は個別指導塾での指導も行っていました。指導していた生徒さんからは、目の前の勉強だけでなく、私がこれまでどのように勉強してきたのかについても話していました。また、休憩時間には高校生活や大学受験のこと、東大や医学部での生活のこと、様々なことを話しました。
小学生の子や、後輩たちと話すのが好きだったので、教育系の仕事は全く苦にはならなかったです。最終的に、大学6年生の頃まで教育関係のアルバイトは続けました。
2. 友人のアルバイト事情
1. 塾講師
家庭教師だけでなく、塾講師や塾のチューターをしている友人も多かったです。
医学部の同級生の中には、鉄緑会の講師をしている人もいました。鉄緑会の講師は責任もある上に生徒のレベルも高いので、授業準備が大変のようですが、やりがいも大きいようです。少数ではありましたが、実習で忙しい中、大学6年生まで続けている友人もおり、すごいなぁと思っていました。
その他にも、有名塾で集団授業や個別指導を行ったり、受験生のサポートをしている友人も少なくなかったです。
2. 採点業務
今の事情はわかりませんが、当時は塾の試験の採点バイトをやっている人も多かったです。
塾の模試や演習の解答を渡されて、採点をした上で送り返すという仕事でした。人によって単位時間あたりに捌ける量が異なりますが、慣れている人にとってはかなり割りの良い仕事だったようです。
隙間時間に自宅で仕事できるという自由度の高さに魅力を感じている人もいました。
3. 喫茶店、飲食店
喫茶店や飲食店でアルバイトしている友人もいました。
喫茶店ですと、スターバックスや大学近くの学生専用喫茶店などで友人が働いていました。飲食店も様々でしたが、ラーメンが好きでラーメン屋で働いている友人もいましたし、お酒が好きでBarや居酒屋で働いている人もいました。
友人の中には、東大校内の飲食店でバイトしている人もいました。少数ではありましたが、大学近くのコンビニでバイトしている友人もいましたね。
4. その他
人数は多くなかったですが、コールセンターで電話交換のアルバイトをしたり、イベントスタッフをしたりしている友人もいました。中には勉強に専念してアルバイトをしないという友人もいました。
3. 後輩のために部活動のコーチをする人も
母校の運動部はそれぞれ顧問の先生がいらっしゃいますが、中には大学生のOBがコーチとして指導しているケースもありました。
私が在学している際もOBの方に指導していただいていましたし、私の同級生の中には、後輩たちのために時間を割いて、部活動のコーチをしている人もいました。
自分も休日や合宿でお手伝いすることはありましたが、知り合いは一年中コーチとして高校生を指導していました。
在校生の頃はそのありがたみに気付けなかったのですが、いざ自分が大学生になってみると、そのありがたみを痛感しました。
東大生は家庭教師などの比較的高収入のアルバイトがあるにも関わらず、後輩のために部活の指導にあたるというのはすごいことだなと改めて感じます。
今回は東大生のアルバイト事情について書きました。いかがでしたでしょうか。
私の周りの人の話なのでやや偏りがあるかもしれませんが、なんとなくのイメージを持っていただければ嬉しいです。
最後に、少しでも多くの方にこのブログをご覧いただけるよう、応援クリックよろしくお願いします!