こんにちは、そらです。
東大医学部を卒業し、現在は医師・医学研究者として働いています。
筑駒についてよく知らないという方は、以前の記事をご参照ください。


私は筑駒を卒業して東大に入りましたが、筑駒は関西の進学校である灘高校と比較されることが多かったです。
皆さんの中にも、
・筑駒生と灘生ってどう違うの?
・筑駒生と灘生ってどっちが賢いの?
といったことが気になる方もいらっしゃると思います。
私は大学で沢山の灘生と過ごしてきました。
私は東京出身ですが、灘生の雰囲気がすごく好きでした。大学時代に最も仲の良かった友人の一人も灘生でした。
今回は、沢山の筑駒生、灘生と共に学生生活を過ごした私が思う「灘生が筑駒生と違う点」について解説します。
1. 受験会場で賑やか

筑駒生と灘生はキャラクターがかなり違います。最も特徴的なのは、東大の受験会場だと思います。
東大の入試会場は部屋によってはかなり広いので、同じ部屋に学校の友人がいるケースもよくあります。
休み時間になると席でリラックスしたり軽食をとったりしていましたが、灘生は何人かで集まって話してました。
人によっては、答え合わせを始めたりします。笑
東大の受験会場で答え合わせをする関西弁の男子たちがいたら、十中八九灘生というのは、受験生の間ではあるあるだと思います。
2. 型にはまらず個性的な人が多い

灘生はルールに縛られないというか、型にはまらないという印象があります。そして、常識に縛られずしっかり自分の頭で考えて、合理的な選択をする人が多い気がします。そのため、個性的で人間的に魅力的な人が多い様に思います。
私の友人を見回しても、灘卒の友人はベンチャーを立ち上げたり、医者をやらずに企業に就職したりと、色んな道に進んでいます。最近だと、灘卒のyoutuberも何人かいらっしゃいますよね。
一方の筑駒生は、もちろん人によりますが、いわゆる王道を進む人が多い印象があります。悪く言うと、筑駒生の方が他人の目を気にする傾向がある様な気がします。
実際に東大医学部で同級生だった筑駒の友人達は、ほぼ全員が医者ないしは医学研究者になっています。youtuberになった同級生は私の知る限りいません。
3. 思ったことをオブラートに包まず伝える

これは地域的な問題なのかも知れませんが、灘生の方が思ったことをそのまま伝える気がします。
灘生が
「試験勉強全然やってないわー」
と言っていたら、本当にやってない気がします。
一方、筑駒生はあまり自分の本心を出さない気がします。
みんなの前で勉強するのはかっこよくないという雰囲気があるような気がしていて、みんな人には言わず見えないところで勉強しています。
したがって、筑駒生の
「試験勉強全然やってない」
は信用しない方が良いです。
4. やっぱり優秀

言わずもがなですが、やっぱり灘生は優秀ですよね。
色んな筑駒生と灘生を見てきましたが、大学入学時点の平均学力という点では、正直灘生の方が上だと思っています。
東大合格率だと筑駒の方が高い傾向にあると思いますが、東大理3合格者数で言うと圧倒的に灘が多いです。私の代の東大医学部には筑駒生は十数人いましたが、灘生は二十人以上いたと思います。灘は関西にあるので、京大医学部に進む方も含めると、筑駒とは大きな差があります。
進学実績に関しては、正直すごいなと素直に思います。
5. 留年者は多い

灘生は筑駒生よりも明らかに留年者が多いです。
一つの原因として、灘生は筑駒生と違ってほとんどが一人暮らしをしているということがあるかも知れません。一人暮らしだと、自分で自分をコントロールし生活リズムを作らなくてはいけないので、ハードルが高いのかも知れませんね。
また、灘生は個性的な人が多く、大学の授業や試験という枠に収まらない人が多いことも原因な気がします。
筑駒生の方が、なんだかんだ堅実派な気がしますね。
今回は灘生と筑駒生の違いについて解説しました。イメージ通りでしたか?
もちろん個人によってかなり差があるので一概には言えませんが、なんとなく傾向はあるように思います。そして、灘生は本当に魅力的な人が多いです。
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