こんにちは、そらです。
東大医学部を卒業して、現在は医師・医学研究者として働いています。
そんな私が、筑駒生についてお話しします。
筑駒についてよく知らないという方は、以前の記事をご参照ください。


皆さんの中には、
・筑駒に受かる子ってどんな子なの?
・小さい頃の習い事は?
・両親も高学歴な家庭でないと受からないのでは?
・やっぱり私立小学校出身者が多いの?
といった疑問を持たれている方がいらっしゃるかもしれません。
こういった情報は内部生でないと分からないと思います。実際に私も筑駒に入学するまでイメージが湧きませんでした。
今回は中高6年間筑駒に在籍していた私が、私自身の経験や、同級生をみて感じたことを踏まえながらお答えします。
(あくまで私の主観ですので、その点はご了承下さい)
1. 筑駒生も普通の男子学生です
まず大前提として、筑駒生も普通の男子学生です。
ゲームや漫画も好きですし、普段はくだらない話をしてます。男子校生なので、教育実習で女性の先生が来られると、めちゃくちゃ盛り上がります笑
ですが、筑駒を卒業して東大に入ってみると、他の学校の生徒と違うなと感じる点もいくつかありました。
2. 筑駒に受かる子の特徴4つ

1. 幼児期に多くの本を読み聞かせてもらっていた
これに関しては我が家の話です。私の母は専業主婦でして、小さい頃からいつもそばにいてくれました。
我が家には大量の絵本があり、1歳の頃から毎日10冊程度の本を読み聞かせてくれていたそうです。確かに物心ついた時には本に囲まれていました。どの程度の効果があったのかは不明ですが、小さい頃から勉強で苦労することは少なかったように思います。
2. 色々な習い事をしていた(特に音楽関係)
私は小さい頃から、野球、サッカー、体操、水泳、美術など、様々な習い事をさせてもらいました。小学4年生の途中からは習い事をやめて、塾に専念しました。
筑駒に入って驚いたのは、音楽関係の習い事をしていた人が非常に多かった事です。特にピアノ経験者の割合が高かったです。中には、バイオリンやチェロを習っていた生徒もいました。
3. 熱中するとのめり込むタイプが多い
筑駒生は他の学校の学生と比べると、こだわりが強い傾向があるように思います。何かに熱中するとのめり込むタイプが多いです。
そのためか、音楽祭や文化祭、体育祭といった行事が異常に盛り上がります。特に文化祭に対する思い入れが強く、高校3年生は受験期直前にも関わらず、数ヶ月かけて準備をします。
また、何かに熱中するとのめり込むタイプが多いためか、いろんな分野に長けた友人が多いです。勉強に関しても、将来のことを考えて勉強をしてきたというより、勉強していくうちにのめり込んでいったというケースが多いように思います。
4. 母親と仲が良い
これは同級生を見て強く感じました。筑駒生の家族は基本的に仲が良い印象がありますが、なかでも母親と息子の仲が非常に良い傾向がありました。厳しい中学受験を通じて、絆が深まっていったのではないでしょうか。
実際に、卒業して大学生や社会人になっても母親と連絡を取り合ったりしている友人が多いように思います。私は中高生のころ、母親と仲良くしているのをみられるのが恥ずかしいと感じた時期もありましたが、大人になるにつれてあまり気にならなくなりました。今では、困ったときにはすぐに助けてあげたいという気持ちが強いです。
3. 親の学歴は必ずしも高くない

筑駒の同級生には両親が東大卒だったり、お医者さんや弁護士さんだったりなど、いわゆる高学歴のご両親のお子さんもいました。ですが全員がそういうご家庭のお子さんではありませんでした。
実際に私の両親も高学歴というわけではありませんでしたが、姉は女子御三家の一つに、私は筑駒に進学しました。
私は実際に中学、大学受験を経験しましたし、筑駒、東大医学部でいろんな友人たちを見てきましたが、受験に親の学歴は必ずしも必要ないと思っています。こちらに関しては、後日また記事にしようと思います。
4. 私立小学校出身者は多くない

私立小学校出身の同級生もいましたが少数派でした。大多数は私と同様に公立小学校出身者でした。
私自身、中学受験をするのであれば、必ずしも私立小学校に入る必要はないかなと思っています。(もちろん私立小学校のメリットはあると思いますが、私自身は経験がないので分かりません。)
今回は、自分や同級生たちを分析し、筑駒に入ってくる生徒の特徴をまとめてみました。いかがでしたでしょうか。
今回挙げた項目と筑駒合格の因果関係は不明ですが、少なくとも関連はあるように思います。
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