こんにちは、そらです。東大医学部を卒業し、現在は医師・医学研究者として働いています。
以前、そら姉による女子学院(JG)の内情を教えてもらいました。

予想以上の反響があり、何人かからコメントもいただきました。そこで今回は、そら姉にJGの行事について教えてもらいました。
娘さんをお持ちの親御さんの参考になれば幸いです。
それでは、ここから先はそら姉にバトンタッチしますね。
こんにちは。そら姉です。前回のブログ、たくさんの方に読んでいただけたとのことで、とても嬉しく思ってます!
今回は、JGの主な行事についてまとめてみようと思います。前回に引き続き、10年以上前のことになってしまうので、多少変わっている部分があるかもしれません。
私自身、部活の後輩と今でも仲良くしてもらっており、つい先日まで在校生だった子と話すことも多いので、ある程度新しい情報もキャッチアップしているつもりではありますが、その点ご了承いただけると幸いです。
1. 体育祭

毎年初夏に開催される体育祭。私がJG生のときは千駄ヶ谷の東京体育館で行われていましたが、今は校庭で開催されているそうです。
JGの体育祭は学年対抗で行われます。中1のときはそれはもう絶望感しかありません。自分より5つも年上の高3と戦って勝てるのか…当日まで、もしかしたら…という淡い期待を持って臨むものの、中1はそれはもう見事にコテンパンにされ、たいていはわけわからない点差をつけられます。
自分が中1の頃はこんなの理不尽だと思っていましたが、学年の一体感を高める上では非常に意味があり、実際に学年が上がる度に学年全体の士気も高まっていったように感じます。
高校生だと順位が逆転することもあり、稀に高1や高2が優勝すると、優勝学年は大歓喜、高3は悔し泣く。そんな年も在学中数回ありました。
JGは学年ごとにカラーが決められており、赤、緑、黄、桃、青、白が順番に割り振られて、入学時に自分たちの学年が何色学年か知らされます。体育祭当日は自分の学年カラーの小物を身につけて団結力を他学年にアピールしたりもしました。
私服ゆえ、体育館まで向かうときの服を全身学年カラーで揃える人もおり、そういう人たちが数人集まって駅から歩いているとそれはそれは奇妙な光景でした…笑
さらに、JGの体育祭は競技名も変わっています。私の在学中は「波乗りパイレーツ」(騎馬戦のような体勢で浮き輪を高い棒に入れて早さを競う競技)、「一休さん」(4人1組の雑巾掛けで早さを競う競技)、「背水の陣」(四つん這いの体勢で一列に並び、代表者1人が背中の上を走って早さを競う競技)等、一見何をするのかわからない競技が多々ありました。
もちろん、お決まりの学年対抗リレーもあり、リレーの選手に選べれた生徒を学年全員で応援する独特の雰囲気は本当に興奮しますし、その一体感が大好きでした!(私は一度もリレーの選手に選ばれなかったので毎年全力で応援してました)
もう一つ特徴的なこととして、「応援」という競技もあります。この十数年で変わっていなければ、全員を縦横合わせてきちんと整列させた状態で、音楽に合わせて画用紙やポンポンを使って字や絵を作り出し、そのデザイン性や出来栄えで競います。
さすがに中1は不利ですが、前年の様子がわかっている中2以降になると、応援団を中心に工夫を凝らした作品を作り上げ、それをミスなくこなすことができれば、上の学年に勝つチャンスも十分にあります。
体格差も関係ないので、他の競技より、下の学年がまさかの上位ということも度々ありました。曲に合わせて何色を上げて何色を下げて…と暗記しないといけないので練習は大変でしたが、フェアに戦える良い競技だと当時から思っていました。
2. マグノリア祭

マグノリアはJGにゆかりのある花だそうで、JGの文化祭はマグノリア祭と呼びます(ちなみに、マグノリアホールという名前の生徒が団欒できるホールもあります)。毎年秋の3連休に開催され、安息日の日曜を除く土曜と祝日月曜に行われます。
マグノリア祭は、文化祭実行委員(文実)を中心に準備が進められ、主に部活動の発表の場、有志で喫茶や展示やライブを行う場となります。
中1のみ、クラスごとに展示か劇かを選び、何らかの出し物をしました。私は中学のときに1年だけ文実をしていましたが、縦割りで催しもの、展示、プロポス(プログラム、ポスター等の装飾全般)、食堂等、それぞれ担当に分かれ、文化祭当日まで参加者をまとめて進めていきます。
JGは部活も高2で引退なので、文実の最高学年も高2となり、高2の文実は物事をテキパキと進める姿がかっこ良いし頼もしいしで、ここでも私は先輩に恋をしながら過ごしていました笑。
部活動を行う上でも、マグノリア祭は一大イベントであり、運動系クラブも文化系クラブも外校生、内校生、保護者に日頃の努力の成果を披露する機会なので、この日に向けて気持ちを高めていきます。特に私の所属していた英語ミュージカル部は春公演と文化祭公演と1年に2回公演をしており、特に広い講堂で上演できる文化祭公演は1年かけて準備を進めていました。
高2にとっては最後の公演で、幕が降りたときはここまで5年間やりきった達成感で涙する生徒も少なくなかったです。
ちなみに、よく私立男子校&女子校の文化祭で聞くナンパスポットなるものはJGにはほとんど存在しておらず(私が把握していないだけでしたらすみません)、たまーに廊下や屋上庭園という北館と南館の間にある庭園で男子学生に声をかけられてる先輩を見かけると、「あの先輩に釣り合わないからやめてほしい、今すぐ離れて〜」と陰ながら友人と文句を言ってました笑。
さて、今回はJGの2大イベント、体育祭とマグノリア祭についてまとめてみました。母校愛が強い私は、卒業後も日本にいるときは毎年マグノリア祭に足を運んでいます(一昨年は長男と行きました笑)。
残念ながら昨年は新型コロナウィルスの影響で卒業生も行くことができなかったのですが、やはりJG生がおそらく1年で1番輝くマグノリア祭の雰囲気が大好きなので、今年こそは行きたいなと思っております。あ〜どうか行けますように!!!
今回はそら姉に女子学院の行事について教えてもらいました。いかがでしたでしょうか。
学校によって、体育祭や文化祭はかなり違いますね!私も勉強になりました。娘さんをお持ちの親御さんの参考になれば幸いです。
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